潤滑油の用途による分類
ISO 6743規格「潤滑油、工業用オイルおよび関連製品の分類(クラスL)」では、潤滑油製品を18のグループに分け、AからZのアルファベットに従って配列している。 A:全損システムTotal loss systems B:モールドリリースMould release C:ギアリングGears D:コンプレッサー(冷凍機、真空ポンプを含む)Compressors (including refrigeration and vacuum pumps) E:内燃機関Internal combustion engine F:スピンドル、軸受、クラッチSpindle bearings,bearings and associated clutches G:レールSlideways H:油圧システムHydraulic systems M:金属加工Metal working N:電気絶縁Electrical insulation P:風力ツールPneumatic tools Q:熱伝導率Heat transfer R:腐食に対する一時的な保護Temporary protection against corrosion S:特殊潤滑油の用途Applications of particular lubricants T:タービンTurbines U:熱処理Heart treatment X:グリースを使う場面Applications requiring grease Y:その他の用途Other applications Z:蒸気シリンダーSteam cylinders 固体潤滑剤 この種の潤滑剤の歴史は浅いが、経済効率が高く、応用範囲が広く、急速に発展している。 高温、高圧、低速、高真空、強い放射線などの特殊な運転条件に適応でき、特に油の供給が不便で組立・分解が困難な用途に適している。 もちろん、摩擦係数が高く、冷却が悪いという欠点もある。固体潤滑剤は、無機系と有機系に分けるのが通例である。 …