希少宝石種——ダンブリ石Danburite

紹介

ダンブリ石の学名の「Danburite 」は発見地である米国コネチカット州ダンベリーに由来し、中国名はその黄色い結晶体がトパーズ(黄玉の初期の名称はトパーズ)に外観、光沢、色が非常に似ていることに由来する。 アメリカ宝石学会の教科書では、希少宝石のひとつに分類されている。

ダンブリ石は、低温の熱水液に富むペグマタイトや変成炭酸塩岩で産出し、ドロマイト中の微斜長石や斜長石と共存する。宝石質のラセミ・イエロー結晶は、沖積砂鉱床からかなりの割合で産出される。

ダンブリ石は楔形の頂部と平行な柱状の表面(C軸)のテクスチャーを持ち、一般的な色は無色、淡黄色、褐色、まれにピンクや紫で、繊維状の構造を持つ場合はキャッツアイ・ストーンのカットに使用できる。

ダンブリ石 Danburite
ダンブリ石

(図一)1

ダンブリ石Danburite

  • 結晶系:菱面体
  • 硬さ:7
  • 比重:3.0
  • 光沢: ガラス光沢
  • 透明度:透明~不透明
  • 色:黄色、茶色、ピンク、無色、紫色
  • 屈射率:1.630~1.636
  • 複屈折:0.006
  • 蛍光:短波でも長波でも青色蛍光。
  • へき開:不完全なへき開
  • 特徴:蛍光、希土類スペクトルはしばしば吸収スペクトルに存在する。
  • 模造品:ガラス、トパーズやシトリンにも似ている。

ダンブリ石事業価値

ダンブリ石は、その屈折率に至るまで、トパーズ(黄玉)に色と外観が似ている。 その低い比重、蛍光性、低い複屈折は、伝統的な宝石学的検査において重要な要素です。

ダンブリ石は灰色で不透明で、これは比較的一般的です。 宝石質の透明なイエローの結晶は非常に稀で、鉱物自体も非常に小さいため、宝石質のイエローの結晶はリングやペンダントタイプの完成品にしかできません。

しかし、ロードクロサイトのコレクターにとっては、ダイヤモンドの代用品というよりも、むしろコレクターズアイテムなのです。 また、多くのダンブリ石は、ロードクロサイトの原石をそのままの形で保存することを好みます。

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画像の出典はこちら:

  1. Danburite – Anjanabonoina, Ikaka, Commune d’Ambohimanambola, District ↩︎
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