日長石/サンストーン (Sunstone)
1837年に鉱物学者によって発見されたサンストーンは、ヘリオトロープとも呼ばれ、斜長石系列のオリキサイトを主成分とし、ノルウェーやシベリアで鉱床が発見されるまで、当初は非常に高価であまり知られていない宝石であった。 ヘリオトロープと呼ばれるのは、ある方向から見ると鮮やかな黄金色に見えるからで、この現象は一般に「金の散布現象」または「沖積金効果」として知られている。 この特徴的な輝きは、石の結晶中に黄銅鉱、天然銅、雲母、斜方輝石、ヘマタイトなどの微細なインクルージョンが存在するためで、これらのインクルージョンが黄金色から褐色がかった黄色の光を反射する。 宝石の色はインクルージョンの量にも影響され、インクルージョンが多いほど石の色は濃くなります。
(図一)1
サンストーン Sunstone
- 結晶系:三稜晶系
- 硬さ:6~6.5
- 比重:2.62~2.65
- 光沢: ガラス光沢
- 透明度:不透明
- 色:赤みがかったブラウン、フラッシュ入り
- 屈折率:1.54(スポット測定用)
- 複屈折:0.001
- 蛍光:長波・短波ともに暗褐色赤色蛍光。
- 解理:完全解理
- 特徴: スプリンクル
- 模造品:ガラス
日長石事業価値
観賞用
すべてのヘリオトロープにゴールド・スプリンクルがあるわけではなく、小さな反射でオレンジ・レッドの輝きを放つものもあれば、大きな反射でゴールド・スプリンクルと呼ばれるものもある。
顕微鏡で観察すると、7色の干渉色で特徴づけられる、帯状の薄片状鉱物の内包物の長い帯は、銅屑を含むガラス織物と容易に区別できる。
宝石を選ぶときは、メタリックな輝きを均一にまとっているものを探し、劈開面に沿って割れないように手入れに注意すること。
他の長石家族:
ミスティック・リバー・カラーの宝石たち—天河石Amazonite
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